忍者モザイクの強さは 強・中・弱 の3段階です。迷ったら 強 を選んでください。以下、それぞれ何が変わるのかを説明します。
強さが変えているのはタイルの大きさ
ピクセレート(いわゆるモザイク)は、隠したい部分を格子状のタイルに区切り、タイルごとに色を平均する処理です。強さはこのタイルの大きさを決めています。
| 強さ | タイル | 見え方 |
|---|---|---|
| 強 | 粗い | 色の塊になり、形もほぼ分からない |
| 中 | 中くらい | 形は分かるが細部は潰れる |
| 弱 | 細かい | 輪郭がうっすら残る |
タイルの大きさは隠す対象の大きさから決まります。対象の短辺に何マス入るかを強さごとに決めているので、小さく写った対象が一色の板になったり、大きく写った対象だけ極端に粗くなったりしません。どの強さでも、画面の長辺の1/100より細かくはなりません。解像度ごとに設定を変える必要はありません。
強いほど元に戻しにくい
タイルを粗くするほど、その中にあった情報は失われます。平均されて1色になった時点で、元の画素は取り出せません。
弱いモザイクは、細かいタイルの中に元の輪郭の手がかりが残ります。近年は、こうした手がかりから元の画像を推定する研究も進んでいます。確実に隠したいものがあるなら、強を選んでください。
どこまで戻せるのかはモザイクは復元できる?で詳しく説明しています。
用途ごとの選び方
強を選ぶ場面
- 公開範囲を自分で制御できない場所(SNS、動画投稿サイト)に出すとき
- 隠すことが法律上求められているもの
- 顔・車のナンバー・表札・書類の文字など、個人の特定につながるもの
中を選ぶ場面
- そこに何があるかは伝えたいが、細部は見せたくないとき
- 限られた範囲で共有するとき
弱を選ぶ場面
- 「加工してある」と示すのが目的で、隠すこと自体が主目的ではないとき
迷ったら強くしておくのが安全です。弱すぎて隠せていなかった場合はやり直しが効きませんが、強すぎて困ることはほとんどありません。
スタンプには強さが効かない
隠し方は3種類あります。
- ピクセレート — 格子状のタイルに潰す。いわゆるモザイク
- ぼかし — 輪郭が柔らかく残るので、映像として自然に見える
- スタンプ — 自分で登録した画像を重ねる
このうち強さの設定が効くのはピクセレートとぼかしだけです。スタンプは対象を覆う大きさが自動で決まるため、強さの指定は関係ありません。
隠す確実さで言えば、スタンプ(完全に覆う)が最も強く、次いで強いピクセレートです。
3種類の使い分けはピクセレート・ぼかし・スタンプの違いと使い分けにまとめています。
性器を隠すなら「無修正安全度」も見る
強さとは別に、無修正安全度という設定があります。これは性器を隠すときだけ意味を持ちます。
- 高め — 検出を広げて、隠し漏れを減らす
- 低め — 誤検出を抑えて、余分な塗りを減らす(漏れの危険は少し上がる)
強さが「見つけた場所をどれだけ濃く隠すか」なのに対して、無修正安全度は「どこまでを隠す場所と見なすか」です。どんなに強くしても、そもそも検出されていない場所は隠れません。隠し漏れが心配なときは、強さではなく無修正安全度を高めにしてください。
そもそもなぜモザイクが求められるのかは日本でモザイクが求められる理由で整理しています。
強さと安全度を実際にどう組み合わせるかは性器のモザイクを自動でかけるにまとめました。
公開前に必ず自分の目で確認する
AIの検出は完璧ではありません。動きの速い場面や、対象が一部しか映っていない場面では隠し漏れが起こりえます。強さをどう設定しても、これは変わりません。
書き出したファイルは、公開する前に必ず通しで確認してください。
まとめ
- 強さはタイルの粗さを変えている
- 粗いほど元に戻しにくい。迷ったら強
- タイルは隠す対象の大きさから決まるので、対象の写り方や解像度が違っても印象は揃う
- スタンプには強さが効かない
- 隠し漏れが心配なときは、強さではなく無修正安全度を高めに
- どの設定でも、公開前の目視確認は省けない
忍者モザイク