顔や表札は意識して隠しても、手元の書類や画面は見落としがちです。宛名の一部が読めるだけで、住所や氏名が分かってしまうことがあります。

見落としやすい場所

場所 読み取られうるもの
郵便物・宅配の伝票 氏名、住所、電話番号
社員証・名札 氏名、勤務先
パソコンやスマホの画面 メール、通知、ファイル名、ブラウザの履歴
診察券・会員証 氏名、会員番号
領収書・レシート 店舗、日時、行動範囲
手書きのメモ 予定、連絡先
荷物の送り状 差出人と届け先の両方

このうち画面の通知は特に危険です。撮影中に届いたメッセージのプレビューが数秒だけ映る、という形で入り込みます。撮影時には気づけません。

文字は小さくても読める

「小さくて読めないから大丈夫」と判断するのは危険です。理由は2つあります。

再生する側は拡大できます。4Kで撮った映像なら、画面上で小さく見える文字も、切り出して拡大すれば読めることがあります。

動画は同じものが何コマも映っています。1コマでは潰れていても、複数のコマを重ね合わせると読めるようになる場合があります。

判断に迷ったら、隠す側に倒してください。

言葉で対象を指定して隠す

忍者モザイクでは、隠したいものを日本語で書いて指定できます。一覧に無いものでも構いません。

のように書くと、AIがその物体を探して隠します。同時に指定できるのは4つまでです。あらかじめ選べる対象として、車のナンバー・表札・ブランドロゴも用意しています。

車のナンバーの隠し方は車のナンバープレートを動画で隠すにまとめています。

指定するときのコツ

物の名前で書いてください。「住所」「個人情報」のような概念ではなく、「郵便受け」「伝票」のように目に見える物として書くと見つかりやすくなります。

同じ物でも呼び方によって結果が変わることがあります。うまく見つからないときは、別の言い方(「伝票」「送り状」「ラベル」など)で試してください。

隠しきれない場合は、素材を編集する

書類が画面の大部分を占める、文字が背景と一体になっている、といった場合は、自動検出だけでは覆いきれないことがあります。

その場合は次の手段があります。

弱いモザイクでは、文字の輪郭が残って読めてしまうことがあります。書類の文字を隠すときは強を選んでください

強さの違いは動画モザイクの強さはどれを選ぶ?で説明しています。

撮る前にできること

隠す作業は、撮影時のひと手間でかなり減らせます。

映さずに済むものは、映さないのが一番確実です

確認は拡大して

書類は小さく映ることが多いので、通しで再生するだけでは見落とします。手元や机の上が映る場面では一時停止して、拡大して確認してください

背景に写り込むものは書類だけではありません。窓の外の景色や部屋の様子から場所が分かることもあります。そちらは背景の映り込みから場所が分かるにまとめています。

確認の手順は公開前に隠し漏れを見つける手順をご覧ください。