出品写真は、不特定多数が見る場所に、自宅で撮った写真を出す行為です。商品だけを見て撮っているつもりでも、周りが一緒に写ります。
住所につながる経路
| 写り込むもの | 分かること |
|---|---|
| 宅配の伝票・送り状 | 氏名、住所、電話番号 |
| 郵便物、封筒 | 氏名、住所 |
| 窓の外の景色 | 建物、看板、地形から地域 |
| ベランダ、向かいの建物 | 階数、街並み |
| 表札、集合ポスト | 氏名、部屋番号 |
| 鏡やガラスの反射 | 部屋の様子、撮影者本人 |
| 商品の光沢面への映り込み | 同上 |
反射は見落としの筆頭です。スマホの画面、家電の黒い面、楽器の塗装、ガラス天板。撮ったときは気づかず、拡大すると部屋や顔が写っていた、という形で起こります。
背景から場所が絞られる仕組みは背景の映り込みから場所が分かるにまとめています。
商品そのものに情報が乗っている場合
背景ではなく、売る物の上に個人情報が乗っていることがあります。
- 保証書、取扱説明書の記入欄
- 本や手帳の名前欄、蔵書印
- 名入れの品
- 家電の設定画面に出るユーザー名やネットワーク名
- ゲーム機や端末のアカウント名
- 会員証、診察券が一緒に写っている
- 医薬品や処方薬の袋
このうち画面に出る情報は特に注意が必要です。動作確認のために電源を入れて撮ると、その画面に接続済みのWi-Fi名やアカウント名が出ていることがあります。
写真に埋め込まれた位置情報
写真のファイルには、撮った場所の緯度経度が記録されていることがあります。画像を見ても分かりませんが、ファイルの中に残っています。
多くのフリマアプリは投稿時にこれを取り除きますが、取り除かれる前提で運用するのは危険です。メッセージで直接画像を送る場合や、別の場所へ転載する場合には残ることがあります。
忍者モザイクで画像を処理すると、出力はJPEGとして作り直されるため、元のファイルに入っていた情報は引き継がれません。この性質については写真・画像にモザイクをかけるで説明しています。
順番としては「写さない」が先
隠す作業を減らす一番の方法は、撮る場所を変えることです。
- 背景が無地になる場所で撮る(壁際、床、布を1枚敷く)
- 窓を背にしない
- 光沢のある物は、自分が映り込まない角度から撮る
- 伝票や郵便物は撮影範囲から物理的にどける
この4つで、あとから隠す必要のあるものはかなり減ります。
それでも残ったものを隠す
撮り直せない場合や、すでに撮ってしまった場合はモザイクで隠します。
忍者モザイクは画像にも使えます。対応しているのは PNG / JPEG / GIF / WebP で、8MBまでです。隠したいものは日本語で書いて指定でき、同時に4つまで選べます。
- 伝票
- 郵便受け
- 表札
- 窓
文字を隠すときは強さを「強」にしてください。住所や氏名は、弱いモザイクだと文字の形が残って読めることがあります。
出す前に見返す
出品前に、拡大して確認してください。閲覧する側は拡大できます。小さく写っているから大丈夫、という判断は通用しません。
特に見るべきは次の3つです。
- 光沢のある面すべて(反射)
- 画面の四隅(意識の外にある)
- 商品に印刷・記入された文字
確認の考え方は公開前に隠し漏れを見つける手順にまとめています。
忍者モザイク